Zero Waste ゼロ・ウェイストって何?
ゼロ・ウェイスト (Zero Waste) って何?
ということで、講演会に参加してきた。
ゼロ・ウェイスト=zero waste 浪費、無駄、ごみをなくそう、という意味で、
ごみゼロ(出てきた廃棄物をどう処理するか)ではなく、
そもそもごみを出さないという考え方だそう。
講演者は坂野晶 (さかの あきら) さん。
坂野さんは学生時代から環境問題に取り組み、現在徳島県の上勝町という町でゼロ・ウェイストの活動を自治体と協働して行っている。
海外キャリアから一転!地域密着ビジネスに挑む若手女性実業家 -合同会社RDND 坂野晶さん | VOICE
会の進行は畠山千春 (はたけやま ちはる) さん。
糸島シェアハウス 新米猟師・ライター 畠山 千春 | いなか仕掛人|いなかパイプ
千春さんは福岡の糸島でシェアハウスを主催していて、
あの有名ブロガー イケダハヤトさんも遊びに来てレポートしてる↓
私も一度、大豆植え体験でお邪魔したことがあり、素敵すぎるほど田舎でたのしかったなー。シェアハウスのメンバーはどなたも心待ちの良い素敵な人たちだった。
坂野さんの言葉の中で、
「目に見えないものは意識されない」「自分で住みたい社会は自分で作る」
という言葉が強く心に残った。
私たちは生活の中で多くのものを消費して多くのゴミを出しているけど、分別してゴミ箱に入れたら終わりだと思ってますよね?
分別して捨てただけでも「俺ちゃんとしてるわー地球環境保全に貢献してるわー」
と思ってますよね?でもそれ、とんだ勘違いでした。
燃えるゴミの9割は焼却され、7割土に埋められる。
プラスチックや、自治体によってはペットボトルも焼却され、やはり土に埋められる。
当然土には還らない。信じられない。
上勝町では現在34分類のゴミ分別をしていて、生ゴミは機械で自宅処理して肥料に、
それ以外はゴミステーションに持参して分別しているとのこと。
77%のリサイクル率で、生ゴミの自宅処理も入れたら90%近いかも。
http://manabi.benesse.ne.jp/ecostudy/question/file01/q04.html
分別したゴミがこの先どうなり、リサイクルされるものがいくらの収入になるかまで町民はわかるようになっている。
自分の行動がどのような効果をもたらすか、「見える化」されることで行動が促される。
それとは別に、徹底した「当事者意識」が行動を支えている。
将来の子供の為に大人として、町として何を残せるか。
人口1700名、高齢化率50%を超えた町の「当事者意識」は強かったようだ。
その結果、今ではゴミのリサイクル率77%(生ゴミ自宅処理を含めたらもっと上がる)という驚異の数字を叩き出している。
2020年にはゼロ・ウェイスト宣言、町としてゴミをなくす宣言をしている。
そして今は地域内消費、パッケージ等を無くした商品流通など取り組んでいるとのこと。
今後の上勝町、坂野さんの活動もフォローしようと思う。
会の後半にはグループになった参加者同士の会話の場もあり、とても有意義な時間になった。
Facebookの何気なく見た投稿から、直感で参加した講演会。
こういうのもアリだな。
まず自分ができること。
できるかぎり割り箸をつかわない。にします。
どんなことも小さな一歩から。
僕も持続可能な社会を作るサポートをしたい!と強く思った1日だった。
やるの?やらないの?
やっちゃおうよ。